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标日中级第37課 小さな出来事
作者:未知  文章来源:互联网  点击数  更新时间:2007-04-29  文章录入:admin  责任编辑:admin
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本课词汇:

 作 (さく) (0) [名] 著,著作,作品
訳 (やく) (1) [名] 译,翻译
またたく間 (またたくま) (3) [词组] 瞬间,转眼间
国家 (こっか) (1) [名] 国家
大事だ (だいじだ) (3) [形动] 重要,大事
相当 (そうとう) (0) [名] 相当,不少
痕跡 (こんせき) (0) [名] 痕迹
指摘する (してきする) (0) [动3] 指摘,指出
癇癖 (かんぺき) (0) [名] 脾气,火气
募る (つのる) (2) [动1] 越来越厉害
日増しに (ひましに) (0) [词组] 日益,一天比一天
人間不信 (にんげんふしん) (5) [名] 看不起人,不相信人
陥る (おちいる) (3) [动1] 落入,陷入
意義 (いぎ) (1) [名] 意义,价值
引き離す (ひきはなす) (4) [动1] 拉开,拖开
北風 (きたかぜ) (0) [名] 北风
吹きまくる (ふきまくる) (4) [动1] 猛刮
人っ子一人 (ひとっこひとり) (6) [词组] 一个人也……(接否定)
人力車 (じんりきしゃ) (4) [名] 人力车
つかまえる (0) [动2] 抓住,揪住
命じる (めいじる) (0) [动] 命令
小やみ (こやみ) (0) [名] 暂时停止
路上 (ろじょう) (0) [名] 路上
ほこり (0) [名] 灰尘,尘土
吹き清める (ふききよめる) (5) [动2] 刮净
大道 (だいどう) (0) [名] 大道,大街
増す (ます) (0) [动1] 增加
行き着く (いきつく) (3) [动1] 到达
不意 (ふい) (0) [名] 忽然
かじ棒 (かじぼう) (2) [名] 车把
引っ掛かる (ひっかかる) (4) [动1] 挂上,卡住
白毛まじり (しらがまじり) (4) [名] 花白头发
まじる (2) [动1] 混,杂
おんぼろ (0) [名] 破烂
いきなり (0) [副] 突然
歩道 (ほどう) (0) [名] 人行道
飛び出る (とびでる) (3) [动2] 跑出去
横切り (よこぎる) (3) [动1] 横过,横穿
車夫 (しゃふ) (1) [名] 车夫
かじ (1) [名] 车把
綿 (わた) (2) [名] 棉花
はみ出る (はみでる) (3) [动2] 挤出,露出
袖なし (そでなし) (0) [名] 无袖
ホック (1) [名] 摁扣儿,子母扣儿
微風 (びふう) (0) [名] 微风
あおる (2) [动1] 吹动
かぶさる (3) [动1] 盖上,蒙上,兜住
さいわい (0) [名] 幸运
伏す (ふす) (1) [动1] 躺,卧,趴着
老婆 (ろうば) (1) [名] 老太婆
おせっかいだ (2) [形动] 管闲事,多嘴多舌
やつ (1) [名] 家伙,东西
いざこざ (0) [名] 争执,纠纷
耳を貸す (みみをかす) (2)+(0) [惯用] 倾听
助け起こす (たすけおこす) (5) [动1] 扶(某人)起来
狂言 (きょうげん) (3) [名] 诡诈
憎い (にくい) (2) [形] 可憎,可恶
度が過ぎる (どがすぎる) (0)+(2) [惯用] 过度
事を構える (ことをかまえる) (2)+(3) [惯用] 挑起事端
勝手にする (かってにする) (0)+(0) [惯用] 随你的便
ためらう (3) [动1] 犹豫
ひと足 (ひとあし) (2) [名] 一步
歩き出す (あるきだす) (4) [动1] 向前走
けげんだ (0) [形动] 诧异,莫名其妙
前方 (ぜんぽう) (0) [名] 前面
派出所 (はしゅつしょ) (0) [名] 派出所
大風 (おおかぜ) (0) [名] 大风
無人 (むじん) (0) [名] 无人
異様だ (いようだ) (0) [形动] 异样
感じ (かんじ) (0) [名] 感觉
ほこりまみれ (4) [名] 满身灰尘
去る (さる) (1) [动1] 离开,消失
仰ぐ (あおぐ) (2) [动1] 仰望
威圧 (いあつ) (0) [名] 威压
防寒服 (ぼうかんふく) (3) [名] 冬装
卑小 (ひしょう) (0) [名] 微小,卑微
絞り出す (しぼりだす) (4) [动1] 榨出
身動き (みうごき) (2) [名] 活动身体
巡査 (じゅんさ) (1) [名] 巡警
反射的だ (はんしゃてきだ) (0) [形动] 反射(的)
外套 (がいとう) (0) [名] 外套
銅貨 (どうか) (1) [名] 铜元
ひとつかみ (2) [名] 一把
ひっそり (3) [副] 寂静
触れる (ふれる) (0) [动2] 摸,动,触
ほうび (0) [名] 奖
裁く (さばく) (2) [动1] 裁判
苦痛 (くつう) (0) [名] 痛苦
軍事 (ぐんじ) (1) [名] 军事
子曰く,詩に云う (しいわく,しにいう) [惯用] 子曰诗云
眼底 (がんてい) (0) [名] 眼底
去りやらず (さりやらず) (4) [词组] 不能消失
鮮明だ (せんめいだ) (0) [形动] 鲜明
奮起 (ふんき) (1) [名] 奋起
勇気 (ゆうき) (1) [名] 勇气
魯迅 (ろじん) (1) [专] 鲁迅(人名)
竹内好 (たけうちよしみ) (2)+(0) [专] 竹内好(人名)
民国 (みんこく) (0) [专] 民国
S門 (Sもん) (1) [专] S门
…ものの,… …のことを~と思う (…のことを~とおもう)
~は別として(も) (~はべつとしても) どうとも ~も~だ
…もしない

  私は田舎から北京へ来て、瞬く間に6年になる。その間耳に聞き目に見た国家の大事なるものは、数えてみれば相当あった。だが私の心にすべて何の痕跡も残していない。もしその影響を指摘せよ、と言われた、せいぜい私の癇ぺきを募らせただけだ----もっと率直に言うと、日増しに私を人間不信に陥らせただけだ、と答えるほかない。

  唯一つの小さな出来事が、私にとって意義があり、私をかんぺきから離れてくれた。今でも私はそれが忘れられない。

  それは民国6年の冬、ひどい北風が吹きまくっている日のことである。私は生活の必要から、朝早く出発しなければならなかった。ほとんど人っ子一人歩いていなかった。ようやく人力車を一台つかまえ、s門まで行くように命じた。暫くすると北風がいくらか小止みになった。路上の埃は吹き清められ、何もない大道だけは残り、車は一層スピードを増した。やがて門に行き着こうとするところ、不意に車の梶棒に人が引っかかって、ゆっくり倒れた。

  倒れたのは女だった。髪は白がまじり、服もおんぼろだ。いきなり歩道から飛び出て、車の前を横切ろうとしたのだ。車夫はかじを切って道をあけたが、綿のはみ出て袖なしの上着にポックがかけなかったために、微風にあおられて広がり、それが梶棒にかぶさったのだ。幸い車夫が早く車を止めたから良かったものの、そうでなかったら、ひっくり返って頭を割るほどの事故になったかもしれない。

  女は地面に伏したままだし、車夫も足を止めてしまった。私は、その老婆が怪我したとは思えなかったし、外に誰もみていないのだから、車夫のことをおせいっかいなやつだと思った。自分からいざこざを起こし、その上私にも迷惑がかかる。

  そこで私は「何ともないよ、やってくれ」と言った。

  しかし、車夫は耳も貸さずに----聞こえなかったかもしれないが---梶棒を下ろして、老婆をゆっくり助け起こし、腕を支えて立たせてやった。そして尋ねた。

  「どうしたね」

  「怪我したんだよ」

  私は思った。お前さんが倒れる所をこの目で見たんだぞ。怪我などするものか。狂言に決まっている。実に憎いやつだ。車夫も車夫だ。おせいっかいの度が過ぎる。それほど事を構えたいなら、よし、どうとも勝手にしろ。

  ところが車夫は、老婆の言うことを聞く、少しもためらわず、その腕を支えたまま、一足一足歩き出した。私は怪訝に思って前方を見ると、そこは派出所だった。大風の後とて、外は無人だった。車夫は老婆に肩を貸して、その派出所を目ざした。

  この時ふと異様な感じが私を捉えた。埃まみれの車夫の後姿が、急に大きくなった。しかも去るにしたがって、ますます大きくなり、仰がなければ見ないくらいになった。しかも彼は、私にとって一種の威圧めいたものに次第に変わっていった。そしてついに、防寒服に隠されている私の「卑小」を絞り出さんばかりになった。

  この時私の活力は、凍りついたように、車の上で身動きもせず、ものを考えもしなかった。やがて派出所から巡査が現れたので、ようやく車から降りた。

  巡査は私のところへ来て言った。「ご自分で車を拾ってください。あの車夫は引けなくなりましたから」

  私は反射的に、外套のポッケトから銅貨を一つかみ出し、巡査に渡した。「これを車夫に……..」

  風が全く止んだが、通りはまだひっそりしていた。私は歩きながら考えた。しかし考えが自分に触れてくるのが自分でも怖かった。さっきのことは別としても、このひとつかみの銅貨は何の意味か。彼への褒美?私は車夫を裁ける??私は自分に答えられなった。

  この出来事は、今でも良く思い出す。そのため私は苦痛に耐えて自分のことに考えを向けようと努力することにもなった。ここ数年の政治も軍事も、私にあっては、子供のころ読んだ「子曰、詩に云う」と同様、一つも記憶に残っていない。この小さな出来事だけが、いつも眼底を去りやらず、時には以前に増して鮮明に現れ、私に恥を教え、私に奮起を促し、しかも勇気や希望を与えてくれるのである。

文法:

1、せいぜい…
   一日読んでも、せいぜい20ページしか読めない。
   案内状を出しても、せいぜい10人くらいしか集まらない。
   休暇が取れたとしても、せいぜい3日間くらいだ。
2、…ものの、…
   説明を聞いたものの、よくわからなかった。
   電気があるからよいものの、なかったら真っ暗だ。
   行くと答えたものの、行く気がしない。
3、~のことを~と思う 
   私は、彼のことを面白い人だと思っている。
   私は、彼女のことを変わった人だと思っている。
   私は、兄のことを努力家だと思っている。
4、…もしない 
   私の話を聞きもしない。
   手紙を書きもしない。
   学校に行きもしない。

言葉の使用の仕方:

1、国家の大事なるもの:これ国家の大事なり=これは国家の大事である。

2、かんぺきを募らせる:兄の新しい考え方は、父のかんぺきを募らせた。

3、人っ子一人:家の中には人っ子一人いないようだった。

4、行き着こうとするところ:日本が明治時代を迎えようとするところ、私の祖父は生まれた。

5、いざこざを起こす:垣根のことで、隣の人といざこざを起こした。

6、車夫も車夫だ:娘も娘だが、母親も母親でいい加減な生活をしている。

7、事を構える:彼のような人間を相手に、一一事を構えていてはきりがない。

8、どうとも勝手にしろ:お前のような親不孝者は、どうとも勝手にしろ。

9、考えが自分に触れてくる:自己的想法不自学地为对方吸引,好像想法本身具有意志,来逼迫自己似的。

10、~は別として(も):友人は別としても、近い親戚くらいは招待しよう。

11、私にあっては:=私にとっては

12、去りやらず:その子供は捨てた猫のそばを去りやらず、じっと座り込んでいた。

13、以前に増して:病気が治ってから、彼は以前にも増して働くようになった。

14、いろんな「かける」:

どうぞ、いすにかけてください。

3に4をかけると12になる。

田中さんは、応接間の壁に絵をかけました。

これは、馬が野をかけているところを描いた絵です。

私は、毎朝植木に水をかけます。

出かけるときは、必ず家の鍵をかけてください。

ツバメが家の廊下に巣をかけました。

純子さんは友達に電話をかけています。

この料理は、時間をかけて作りました。

急に後ろから声をかけられて、びっくりしました。

人に迷惑をかけないように注意しましょう。

昨年、瀬戸内海に橋が架けられました。

 


课文翻译:


第 37 课 一 件 小 事

鲁 迅 著
竹内好 译

    我从乡下跑到京城里,一转眼已经六年了。其间耳闻目睹的所谓国家大事,算起来也很
不少;但在我心里,都不留什么痕迹,倘要我寻出这些事的影响来说,便只是增长了我的坏
脾气,--老实说,便是教我一天比一天的看不起人。
    但有一件小事,却于我有意义,将我从坏脾气里拖开,使我至今忘记不得。
    这是民国六年的冬天,大北风刮得正猛,我因为生计关系,不得不一早在路上走。一路
几乎遇不见人,好容易才雇定了一辆人力车,教他拉到S门去。不一会,北风小了,路上浮
尘早已刮净,剩下一条洁白的大道来,车夫也跑得更快。刚近S门,忽而车把上带着一个
人,慢慢地倒了。
    跌倒的是一个女人,花白头发,衣服都很破烂。伊从马路上突然向车前横截过来;车夫
已经让开道,但伊的破棉背心没有上扣,微风吹着,向外展开,所以终于兜着车把。幸而车
夫早有点停步,否则伊定要栽一个大斤斗,跌到头破血出了。
    伊伏在地上;车夫便也立住脚。我料定这老女人并没有伤,又没有别人看见,便很怪他
多事,要自己惹出是非,也误了我的路。
    我便对他说,"没有什么的。走你的罢!"
    车夫毫不理会,--或者并没有听到,--却放下车子,扶那老女人慢慢起来,搀着臂
膊立定,问伊说:
    "你怎么啦?"
    "我摔坏了。"
    我想,我眼见你慢慢倒地,怎么会摔坏呢,装腔作势罢了,这真可憎恶。车夫多事,也
正是自讨苦吃,现在你自己想法去。
    车夫听了这老女人的话,却毫不踌躇,仍然搀着伊的臂膊,便一步一步的向前走。我有
些诧异,忙看前面,是一所巡警分驻所,大风之后,外面也不见人。这车夫扶着那老女人,
便正是向那大门走去。
    我这时突然感到一种异样的感觉,觉得他满身灰尘的后影,刹时高大了,而且愈走愈
大,须仰视才见。而且他对于我,渐渐的又几乎变成一种威压,甚而至于要榨出皮袍下面藏
着的"小"来。
    我的活力这时大约有些凝滞了,坐着没有动,也没有想,直到看见分驻所里走出一个巡
警,才下了车。
    巡警走近我说,"你自己雇车罢,他不能拉你了。"
    我没有思索的从外套袋里抓出一大把铜元,交给巡警,说,"请你给他......"
    风全住了,路上还很静。我走着,一面想,几乎怕敢想到自己。以前的事姑且搁起,这
一大把铜元又是什么意思?奖他么?我还能裁判车夫么?我不能回答自己。
    这事到了现在,还是时时记起。我因此也时时煞了苦痛,努力的要想到我自己。几年来
的文治武力,在我早如幼小时候所读过的"子曰诗云"⑵一般,背不上半句了。独有这一件
小事,却总是浮在我眼前,有时反更分明,教我惭愧,催我自新,并且增长我的勇气和希望。


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